- マウスピース矯正(インビザライン)もメンテナンスが必要です!
保定装置と保定期間
矯正治療を終えた後に注意すべきは、歯並びの後戻りです。このため、インビザラインに限らず、通常約2年間ほどリテーナーとよばれる保定装置を装着していただきます。また、この期間に定期的にご通院いただき、矯正治療後の歯並びの経過観察を行ないます。きれいな歯並びを保つため、一般的な2年間の保定期間を過ぎた後も、なるべく保定装置を継続して装着されることをオススメします。
美しい歯並びを手に入れた後こそ、細やかな口腔ケアを
歯列矯正で美しい歯並びを手に入れた後は、その状態を維持すべく、これまで以上にセルフケアを心がけてください。歯の磨きやすさも確実にアップしていますので、これを機に歯のお手入れに目覚める方も少なくありません。
せっかく手に入れた歯並びです。毎食後丁寧に歯を磨いていただくだけでなく、定期的な歯科検診などもご活用ください。 当院では、お口環境のスペシャリスト「歯科衛生士」の手による精度の高い予防歯科もございます。歯一本一本に対して丁寧なクリーニングを実施しますので、お口環境をベストな状態に保てます。
当院が実施するお口環境のトータルケア(美しさと機能面への追求)
- 矯正治療後の詰め物や被せ物のやり直し、最適化
- 矯正治療の前後、矯正治療中の虫歯治療、歯周病治療
- 噛み合わせ治療や顎関節症(がくかんせつしょう)の治療
- お口環境の最適化、歯のクリーニングなどの予防施術
- 美しく輝く歯、ホワイトニングなどの審美歯科治療
噛み合わせへの継続的な配慮
矯正治療後、一定期間を経て保定装置(リテーナー)を外すようになると、噛み合わせなどが悪化してくるケースもあります。特に歯軋り習慣をお持ちの方、強く歯を食いしばる癖がある方などは、相対的に歯並びの後戻りや噛み合わせの悪化リスクが高まります。
歯科医院で定期的に「噛み合わせのチェック」などを受けていただくようにし、見た目にも美しく機能的にも優れたお口環境を長期的に維持してください。当院では、リテーナーを外した後も定期的な歯科検診の継続を強くオススメします。
TCH(Tooth Contacting Habit)への配慮
TCHは、歯列接触癖と言われるもので、上の歯と下の歯を必要以上に接触させてしまう癖を指します。上下の歯が持続的に接触し続けてしまうことで、筋肉の緊張や肩こり、顎関節への負担、顎関節症へのリスクなどが高まります。
無意識レベルで起こるものなので改善させるのは容易ではありませんが、担当医からTCHなどの可能性を指摘されている場合は、意識的に上下の歯が接触していないかをチェックするようにしましょう。このように、お口環境には見た目という歯並びの他に、噛むという機能面から派生する様々な問題があります。真の意味でのお口美人を目指し機能面への配慮も含めたトータルケアを心がけてください。