2020.11.28 ホワイトニング
ポリリン酸ホワイトニングの程よい白さ効果 低刺激な理由とおススメ施術回数
ホワイトニングには歯を漂白する作用がありますが、患者さまによっては薬剤の刺激によって痛みが発生してしまうケースもあります。近年では生体親和性の高い「ポリリン酸ホワイトニング」というものが出てきたことで、刺激に弱い知覚過敏の患者さまなどにも選択肢が広がってきました。
ポリリン酸ホワイトニングはどのくらいの白さ効果があってなぜ低刺激なのか…。また、どのくらいの施術回数で白さが実感できるのか…。このあたりの気になるポイントをご紹介します。
ポリリン酸ホワイトニングとは?
まず、ホワイトニングには大きく分けて「ホームホワイトニング」と「オフィスホワイトニング」の2種類があります。ホームホワイトニングとは、ご家庭でマウスピースのようなものに薬剤を付けて歯に装着する「自分で実施する歯の漂白処置」のことで、オフィスホワイトニングとは「歯医者さんが歯科医院内で歯を漂白する施術」のことを指します。
ポリリン酸ホワイトニングは、歯医者さんで処置を受けるオフィスホワイトニングの一種で、従来のものと比較して「低刺激」かつ「低価格」を実現しているところが特徴的です。薬剤としては、漂白作用のある「過酸化水素」に生体成分の「ポリリン酸ナトリウム」を加えたものとなっています。
人体にとって相性の良い「ポリリン酸ナトリウム」は、虫歯菌などへの殺菌作用や抗菌作用もあるため、口腔環境での親和性に富み、低刺激で痛みにくいホワイトニングを実現してくれます。
ポリリン酸ホワイトニングの特徴
● 人体に含まれる生体成分が配合されているため、刺激が少ない
● 漂白作用もしっかりと確保され、自然な白さを実現できる
● 施術費用でお手頃価格を実現している
● 歯科医院での処置になるため、施術の安心感やクオリティーが確保されている
● ポリリン酸には虫歯や歯周病を予防する殺菌&抗菌作用がある
● 視覚過敏の患者さまでも施術できるケースが多い
上記のように多角的なメリットがあり、多くの患者さまに好評のホワイトニングとなっていますが、まだまだ施術できる歯科医院が少ないという実情もあります。
ポリリン酸ホワイトニングをうまく活用するために!
ポリリン酸ホワイトニングは歯科医院での施術となるため、ご家庭でマウスピースを付けて実施するホームホワイトニングと比べて白さに即効性があります。1回の施術で白さトーンが1段階程度アップすると言われており、当院としましては複数回の処置をおススメしています。
おススメ施術回数は?
歯医者さんにお越しいただき、ホワイトニングの処置をお受けいただくたびに段階的に白さトーンが高まっていきます。1回でご満足される患者さまもおられますが、ある程度はっきりとした白さ効果をご実感いただくためには、3回~4回程度実施いただくのがおススメです。
気になる白さ効果は?
オフィスホワイトニングにもいくつかの種類がありますが、ポリリン酸ホワイトニングの場合には漂白作用を施す成分は「過酸化水素」になります。こちらに生体親和性が高く殺菌作用のある「ポリリン酸ナトリウム」が加えられることで、過酸化水素のもたらす刺激を一定程度緩和しているという側面があります。
このため、オフィスホワイトニングの中で比較すると「白さ効果が瞬間的に確保される」というよりも、「じわじわと効いてくる」という方が正確かもしれません。前述したように、ご家庭で実施するホームホワイトニングほどの緩やかな変化ではありませんが、ポリリン酸ホワイトニングの場合は「少しずつの白さを施術回数によって重ねていくイメージ」になります。
このようなことから、歯の定期検診に合わせるようなイメージで実践していただけますと、自然な白さを長期的に確保できるということになります。芸能人のような「少し行き過ぎた白さ」ではなく、自然な清潔感を手にしたい場合に適しているのではないでしょうか。
当院はポリリン酸ホワイトニングができる数少ない歯科医院です!
ポリリン酸ホワイトニングは、まだまだ施術できる歯科医院が限られています。ご紹介したように、安価で手ごろなオフィスホワイトニングということで注目を集め、知覚過敏の患者さまでも無理なく実践できるところが人気です。
当院では近年、定期検診のついでにポリリン酸ホワイトニングを加えていただくケースや、その逆にポリリン酸ホワイトニングの施術にお越しいただくタイミングで定期検診を受けておこうという患者さまも増えてきました。このようなことから、ポリリン酸ホワイトニングは患者さまのお口環境の健康を確保するのに大きな役割を果たしているとも言えます。
ご家庭で実践するホームホワイトニングとは違い、マウスピース装着の拘束性などもございませんので、ぜひご希望のタイミングでお申し付けください。皆さまのご相談をお待ちしています。